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星を、売る店
 
20060708221026


生まれて初めて詩集を買った
「星を、売る店」

詩人きたかぜ凛

遠く離れた場所に住んでいる
ぼくの友だち
ぼくだけのねーちゃん

壮絶な人生を歩み
心の病と闘う
一男一女の母

それが凛

凛の言葉を声に出して読むと
あの日のぼくに戻れる
すっげぇピュアだった
少年の頃の気持ちになれる

凛の言葉を奥歯のずっと奥でかみ締めると
今のぼくが間違っていないことに気づく
少年の頃に感じた
身震いするほどの勇気が湧きあがってくるんだ

素直な言葉に浮かぶ
美しい笑顔をありがとう
凛々の元気をありがとう

この本を買ってよかった
凛がいてくれて・・・
ホントによかった
 
2006/07/07 【 BOOK REVIEW 】 CM.2 . TB.0 . TOP↑
漱石ゆかりの無人島
 
ゆうやっほ☆ミ(/ ̄O ̄)/


漱石ゆかりの無人島といえば「ターナー島」です。
まずは写真をどうぞ。


20060521011214


さてと、3月20日に「坊っちゃん百周年!漱石が驚いてる?」とゆう日記を書きました。
覚えてますか?


要約すると…。

夏目漱石の名作「坊っちゃん」が、今年で百周年を迎えた。
その舞台となった松山東高の生徒が、この本を読んでいない!
同校1年生の読了率が10年前の7割から、今は4割にまで激減している。
これは一体どうゆうことか!けしからん。
…と、読売新聞に掲載されました。

そこでぼくは、ケータイいじりに忙しい今の高校生は読書どころじゃないと反論。
さらに、読了率を上げるための2つの提案をしました。
この春入学してくる1年生全員のケータイに電子書籍をダウンロードせよ。
または、課題図書として感想文の提出を求めろ、と。


そして、5月12日。
eastさんとゆう方から、この日記にコメントをいただきました。


今年の松山東の新入生は全員、「坊っちゃん」で感想文を書いたそうですよ…。笑



ヨイヨイ♪♪
eastさんを日本語にすると東さん!
しかも、笑ってる〜!
これらの状況証拠を積み上げてゆくと、恐らく感想文を書いた張本人だな!
…と、そんな推理も成り立ちそうになります。(笑)


が、それはよしとして、ぼくの影響力も大したもんです。
四国を代表する名門校を揺るがしたわけですから。
どんなもんだい!
はあ?ありえねぇ〜?

 
2006/05/21 【 BOOK REVIEW 】 CM.0 . TB.0 . TOP↑
「坊っちゃん」100周年!漱石が驚いてる?
 
 ̄O ̄)ノちわーっ♪
一見「お坊ちゃま」ながら、実は「貧坊っちゃま」のゆうやです。
いきなりお気楽ヨーソローな挨拶……今日も冴えてるぞ。(笑)


さて、マニアックなニュースを見つけた。
去年夏のドラマ「がんばっていきまっしょい」の舞台となった愛媛県立松山東高校の話題だ。
来ましたねって感じ。
東高といえば、さわやか青春女子の巣窟であり、ジャニ系美少年の温床……。
こりゃいくらなんでも誉めすぎだな。
まあ、それは良しとして、「楽園の学園」東高でどんな不祥事が起きたのか?
興味のある方は読みすすめてくださいね!
失望を覚悟で。(笑)




漱石ゆかりの高校、「坊っちゃん」読了生徒4割


夏目漱石が教べんをとり、「坊っちゃん」の舞台になった愛媛県立松山東高(旧制・県尋常中)の1年生のうち、同作を最後まで読んだ生徒は約4割で、約10年前の約7割を大きく下回っていることが、市民でつくる「松山坊っちゃん会」(頼本冨夫会長)のアンケートでわかった。

19日、松山市であった「坊っちゃん」100年記念愛媛大学シンポジウムで報告された。

漱石は1895年4月から約1年間、同尋常中で英語を教え、ここでの体験をもとに「坊っちゃん」を書いた。

アンケートは今年2月、1年生414人に実施。
「全部読んだ」が168人、「部分的に読んだ」が137人で、「読んでいない」とした109人は「まったく興味がない」「身近に本がなかった」「読みにくい」などと答えた。

同高の旧松山中時代に学び、シンポジウムに出席したコラムニストの天野祐吉さんは「在学中、漱石は神様みたいな存在で、誰もが読んでいたのだが……」と嘆き、同高で国語を教えていた頼本会長は「漱石も驚いているのでは。地元の人が名作を愛し続ける取り組みが必要」と話している。

≪読売新聞より≫




この記事にちょっとだけ突っこんでおきましょうかねぇ。


一番のポイントは東高1年生のうち「坊っちゃん」を読了した子の率が、この10年で7割から4割に激減していることだ。
けど、4割でも立派じゃん!
十分すごいと思う。
他の学校の生徒と比べたりしたら、たぶん驚異的な比率でしょ。
10年前といえばケータイなんて全然普及してなかった頃だ。
ケータイいじりが忙しい今の高校生は、活字からどんどん離れている。
比べても無意味だと思うけどな。


だから、漱石は驚いてなんかいない。
シニカルな漱石らしく、こう言っていると思われる。
「松山の田舎者に吾輩の文学など理解してもらわなくてもけっこう」と。
しかし、心の中ではこうも思っている。
「でも、まあ、さすが吾輩が教べんをとった学校だな」
そんな感じじゃないかと思う。


この春、東高へ入学してくる1年生全員のケータイに電子書籍をダウンロードしたら、どうなるだろう。
「坊っちゃん」を読了する生徒の率は、飛躍的にアップするだろう。
課題図書として感想文の提出を求めれば、100%に近づくかも知れない。


けれども、読書は人から押し付けられてするもんじゃない。
読みたい本を自分で見つけて最後まで読み、その世界に感銘を受けたとき、読書の喜びは最大のものとなる。
どんな時代になっても読み継がれてゆくのが不朽の名作。
発表から既に100年を越えた「坊っちゃん」は、情報が氾濫している今の時代にも輝き続けている。


「心配には及ばぬ!」
漱石はそう言っているに違いない。
大丈夫。







【関連記事】

◆黒岩物語 ―坊っちゃんとジイちゃんと四十島― ≪前編≫
◆黒岩物語 ―坊っちゃんとジイちゃんと四十島― ≪後編≫

 
2006/03/20 【 BOOK REVIEW 】 CM.2 . TB.0 . TOP↑
近日発売!ビジュアル版☆僕の見た「大日本帝国」
 
今年前半『僕の見た大日本帝国』がベストセラーとなった売れっ子ノンフィクション作家、西牟田靖さんの新しい本が来年1月にも発売されるようだ。
どんな本なのかとゆうと、うっひょ〜っ!ビジュアル版『僕の見た大日本帝国』なのだっ!
ぼくみたいな大日本帝国オタクにとっては、いやいや・・・そうでなくても、こりゃ鳥肌モンだな♪
あんまりうれしすぎるから、逆立ちして日記を書いてやろうか・・・ってなことを考えているぐらいだ。


以下、西牟田靖さんのブログからのパクリ♪


『写真で読む 僕の見た「大日本帝国」』
情報センター出版局
定価(本体価格1600円+税)


【オビ表】

未公開写真=約400点から、
教わらなかった歴史のリアルが浮かび上がる
最新書き下ろしSpecial Edition!

歴史には、触れてはいけない禁忌(タブー)などない

右も左も関係なく、日本人として、ただ「事実」を知りたいから、
かつて日本の領土だった場所に“あの時代”の記憶と痕跡をたどる――
そこに広がる光景に、僕たちは何を感じ、何を想うのか?

全地域対照オリジナル年表付き


【オビ背】

戦後を超えて未来へ



ページ数は240ページ前後で、そのうちカラーページが120ページ前後もあるそうだ。
なかなか楽しめそうだな!
よ〜し!
また感想書いて、西牟田さんにコメントしてもらうぞっ!

 
2005/12/15 【 BOOK REVIEW 】 CM.2 . TB.1 . TOP↑
『4TEEN』
 
青春とゆう言葉が大好きなのに、最近は青春小説をほとんど読まなくなった。
ぼくのなかでは1997年に読んで感動しまくった『がんばっていきまっしょい』が、最後の青春小説とゆうことになっていた。
しかし、先月その封印を8年ぶりに解き放った。
石田衣良(いしだいら)さんの直木賞受賞作『4TEEN』を読んでしまったのだ。
永遠の青春少年を目指すぼくとして、これは大事件!


ところで、この本は2003年に発売されたもので、ベストセラーになっていた当時は書店で何度も手にしたけれど購入までには至らず、いつしかその存在すらも忘れていた。
が、先月下旬ネット遊びをしていたとき、偶然この本のレビューを見つけた。
「読んでみたい!」となったのは、きっとこのレビューが良かったせいだろう。
さっそくネット書店に注文をすると、翌々日には本が到着。
一気に読みきったと言いたいところだが、実際には2晩かけて夢中で読んでしまった。


14歳の男子中学生4人組が繰り広げる8つのストーリー。
ありそうでなさそうで・・・そんな話だけど、でも、広い日本のどこかには必ずありそうな中学生日記。
なかなか奇想天外な部分があって、ぼく自身の経験とオーバーラップすることはなかったが、読んでいると胸が痛いほどにキューンとなるのはなぜだろう?
くだらないことで喜んだり、どうでもいいことで怒ったり、ちっぽけなことで哀しんだり、大人から見れば実にくだらないことが楽しかったりするのが中坊時代。
打算など一切なしで人を好きになり、純粋に「やりたい」とセックスに憧れ、恥も外聞もなく異性の性器に興味津々丸になれるのも中坊の特権かも知れない。
この小説の根底には、そうゆう普遍の“なにか”が流れている。
だからこそ、読む人の共感を呼び、怖いぐらいのノスタルジーを感じさせてくれるのだろう。


そして、描かれている4人の友情が美しく固い。
強い絆で結ばれた友だちがいれば、どんなにつらいことがあっても生きてゆける!
そんな勇気を与えてくれる友情の描写には感動せずにはいられない。


ぼくは権威主義者じゃないから、直木賞や芥川賞を受賞したことを理由にして良書だなんてことは絶対に思わない。
でも、この『4TEEN』は素晴らしい!
こと細かな性描写が売りで芥川賞を受賞した“あの本”とは価値が違う!
『4TEEN』もエロいのはエロいけど、そこはまだまだ中坊・・・子どもチックでさわやかだ。
まあ、しかし、こうゆうのは好みの問題なんだろうな。
力説しても意味がないか。


では、いつものように『4TEEN』の帯に書かれている文章を引用しておこう。



『4TEEN/石田衣良』



第129回 直木賞受賞作

14歳は、空だって飛べる。



スカイラインを切り取る超高層マンション、路地に並ぶ長屋ともんじゃ焼きの店。
<きのう>と<あした>が共存するこの町・築地で、ぼくたちは、恋をし、傷つき、旅に出かけ、死と出会い、そしてほんの少しだけ大人になっていく――。
14歳の4人組が一年間に出会った8つの物語を鮮やかに描いて、<いま>を浮き彫りにする青春ストーリー。




ぼくは14歳の頃、成績も良くてスポーツも得意だったから、学校ではそれなりに人気者で幸福の絶頂にあった。
でも、それはガラスの城だった。
ローティーンの少年の運命など、親次第でどうにでも左右されてしまう。
15歳のとき、ぼくのガラスの城は両親の離婚とともに砕け散った。
広範囲に飛び散ったガラスの破片の上を、少年1人が裸足で歩くのはつらかった。
道を踏み外して崩れそうになるぼくを支えてくれたのが、親友の章二と恭二だった。
ぼくはこの本を読み、2人の親友の友情に感謝して涙を流した。


最後に一言。
できれば中高生のうちに読んでおきたかった小説!
もちろん20代でも30代でも全然OK!
★★★★★五つ星


みんなも読んでみてねっ♪

 
2005/12/05 【 BOOK REVIEW 】 CM.0 . TB.0 . TOP↑
詩人三代目魚武濱田成夫の形見
 
昨日付の日記で紹介した三代目魚武濱田成夫について、ネットで調べていたら、いろいろ面白いことがわかったので紹介しておこう。


自分を誉め讃える作品しか作らない詩人・・・これが彼のキャッチフレーズ。
これだけで十分ぶっ飛びそうだ。
過激にユニークとゆうか、チョー強気な人なんだな(笑)


ホテルの女将さんが見せてくれた『詩人三代目魚武濱田成夫の形見』とゆう本は、10月20日に発売されたばかりの新刊だった。
なんと驚きのグッド☆タイミング。
運命が引き寄せたのだとすれば、せっかくなのでこの本を買ってみようかなと思ったら、お値段が5040円!
おいそれと買える金額じゃないっすね〜(涙)


仕方ない・・・昨日パラパラと見た感じだけで、簡単にレビューなど書いておこう。
はっきり言って、「俺グッズ」の中には欲しいものがたくさんあった。
俺リングとか俺ブレスレットとか、カッコいいからマジ欲し〜っ!
詩戦闘服もいいな。
童顔のぼくには似合わないと思うけど。
ついでにケーキのフィギュアも欲しい!(笑)


では、いつものように紹介文の引用。






■出版社/著者からの内容紹介

詩戦闘服、俺リング、谷屋タオル、俺ビル、彫銀製魚武ゴールドモノグラムリング、8俺シルバーブレスレット、俺饅頭、絵画、ラグマット、ポエトリーリーディングツアーTシャツ、特大書、リストバンド、鉄本、一澤帆布製集金バッグ、谷屋83俺壁、アリーナジャージ、3俺掛け軸、83俺特大8段ケーキフィギュア、肖像画、1俺チョコなど。
自分を誉め讃える作品しか作らない詩人、三代目魚武濱田成夫が自分だけのために作り続ける“形見”のオールカラー大図鑑。
他の追随を許さない“俺”節全開、傍若無人の全84形見は、いずれも完全無欠のオリジナル。
その中のひとつ、形見番号041「1俺BE@RBRICK」は、初版2000部限定の“特別付録形見”。応募引換券を送付した読者全員にプレゼントされる。
もちろん“俺”に捧げられた一冊。


■著者からのコメント

「生きているから増えるぜ!形見」


■著者について

「自分を誉め讃える作品」しか作らない詩人。
1963年兵庫県西宮市生まれ。
京都市日吉ヶ丘美術高校(現・銅駝美術高校)にて漆芸を学ぶ。


■詩集

『駅の名前を全部言えるようなガキにだけは死んでもなりたくない』
『世界が終わっても気にすんな俺の店はあいている』
『君が前の彼氏としたキスの回数なんて俺が3日でぬいてやるぜ』
『俺様は約束してないことを守ったりする』


■著書
『自由になあれ』
『東京住所不定』
『俺の偉人たち』
『俺は虎とロケットと君が好きだ』
『こども用三代目魚武濱田成夫詩集ZK』
『俺は男としてかっこええ事においての偉人だ。』
『二万千百九十一俺』など多数。




詩集のタイトルがやたら長くて、でも素晴らしい。
『俺は男としてかっこええ事においての偉人だ。』って本はトークショーの内容を記録したものらしいが、すげえ自身だな。
詩人の卵の“誰かさん”とは大ちがいだ。


チョーかわいーっ♪
さわやか系♪
まじかっこいーっ♪
女の子に言われたことがうれしくて日記に書いたところ、読者の人から「自分を誉めすぎだ」と言われてあえなく撃沈・・・。
泣く泣く削除した“誰かさん”とは、明らかにちがいますな(笑)


あと、濱田成夫さんは女優大塚寧々さんの元ダンナでした。
ゆいさん、教えてくれてあんがとさんです。


冗談抜きで、近いうちに詩集は買って読もうと思ってます!

 
2005/10/30 【 BOOK REVIEW 】 CM.0 . TB.0 . TOP↑
俺俺俺俺俺俺俺・・・83個の俺壁を発見!
 
今日は空の色がきれいだった。
晴天率が高い瀬戸内でも、めったに見られないマジッスカイブルー!
「すっげぇ〜!」とゆうべきか、「チョー」とゆうべきか、判断に迷う美しさだな(笑)




〓頭のすぐ上にあった青空〓



せっかくだから、空とか山の写真でも撮っておくか。
そう思ってぶらぶらしていたら、何やら怪しげな黒い壁を発見!




〓谷屋83俺壁〓



その壁の手前が不自然に空き地になっているから、パッと見た瞬間には火事の焦げ跡かと思った。
隣にあった建物が火事で焼け落ちて、運よく延焼を免れたんだろうな・・・と。




〓近づくとこんなカンジ!!〓



でも、近づくにつれて何かの模様に見えてきて、やがてそれが超極太の文字であることがわかった。
力強い「俺」の文字がなんと!83個!!
4階建ての小さなホテルの壁を全面使って描かれていた。
壁の右上にも文字が書かれていたが、こちらは達筆すぎて読めなかった。


うーん・・・なんだろ?
83個の俺で何を表現したいのか、さっぱりわからない。
「やみ」なのか?
・・・ありえねぇ〜!
「ウソの三八」の逆だから、「真実の俺」ってことが言いたいのか?
・・・ありえそうだな。
それとも、単なる目立ちたがり屋の自己主張?
・・・大いにありえそうだ。


気になって仕方がないので、ホテルの人に聞いてみることにした。
思い立ったが吉日、突撃取材敢行なのだ。


ホテルの玄関に立ち、恐るおそる「こんちわ〜っ!」と声を掛けてみた。
すると、奥のほうから「いらっしゃいませ」と元気のよい挨拶が聞こえてきて、すぐに女将さんらしき人がにこやかに現れた。


「ちょっと聞いてみたいんですけど。ここのホテルの壁に俺ってゆう字をいっぱい描いてるでしょ?あれは何か意味があるんですか?」
「ああ、あれね。壁書(かべしょ)とゆうのよ」
「ほしたら落書きじゃないんですね」
遠慮せずズバリ言ってみたら、女将さんはうれしそうに微笑んでくれた。
「落書きなんかやないよ。ちょっと待っといてね。ええモンを見せたげるけん。上がって待っときなさい」
そうゆうと、女将さんは奥の部屋に入っていった。


ええモン・・・なんだろ?
ロビーにあるソファに腰かけ、ぼくは興味シンシン丸になりそうだった。
「これや。これを見ていきなさい」
間もなく女将さんは1冊のかなり分厚い本を持ってきた。
『詩人三代目魚武濱田成夫の形見』・・・それがこの本のタイトルだった。


取材をするのにメモ帳を持っていなかったぼくは、急いで手のひらに書き留めようとした。
「そんなとこに書かんでも」
「あっ・・・はい!」
女将さんはぼくの仕草を見てクスッと笑うと、フロントに置いてあるメモ用紙を手渡してくれた。


ハードカバーの本のしおりを挟んでいるページを開くと、さっき見た壁書が載っていた。
「すっげぇ〜!ちゃんと載ってる〜っ!」
思わず興奮して叫んでしまった。
「そうそう。いちおう芸術書に載ったりして、ちょっとすごいやろ?」
「うんっ♪すげえよ。あれ描いたんは詩人やったんやね。聞いてよかった。ありがとうございます」


なるほど!壁全体がひとつの芸術作品だったんだ!!
しかも描いたのは詩人らしい・・・いい響きだ・・・詩人って(笑)


詩人三代目魚武濱田成夫さん(長い名前だな!笑)は、自分を褒め称える詩しか作らない詩人で、自分のためだけに『形見』を作り続けているそうだ。
熱狂的なファンもいるらしい。
「ぜひ壁書の一部を譲ってほしい。カケラでもいい。ホテルを建て替える予定はないのか?」
たまにそんな問い合わせの電話がかかってくるとゆう。
建て替えの予定だなんて、余計なお世話だよな!(笑)


ぼくが本を見ている間、女将さんはいろんな話を聞かせてくれた。
この作品を描くときにはちゃんとした足場を組み、何日もかけて完成させたこと。
少し離れた場所から見上げたとき、上のほうの文字も同じ大きさに見えるよう細かく計算されていたこと。
濱田さんはある女優(名前を忘れたっ!)の最初のダンナだったこと・・・などなど。


こうゆう表現方法があることを初めて知ったことだし、有意義な取材だったな!
図々しく突撃してよかった。
親切な女将さん、あんがとねっ♪


ところで、「単なる目立ちたがり屋の自己主張?」って予想は、自己主張のひと言が含まれているから全くのハズレでもなかったような気がする。


 
2005/10/29 【 BOOK REVIEW 】 CM.2 . TB.0 . TOP↑
  
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